「性と愛のフーガ 田中登の世界」inナナゲイで『花弁のしずく』上映

 id:tom-o-takeさんとこで、ナナゲイの「性と愛のフーガ 田中登の世界」のラインナップが発表されたことを知る(『愛欲の標的(ターゲット)』がラピュタ阿佐ヶ谷で上映されていないと書いてあるのは間違い。上映されている)。言われていた通りのあの幻の作品がニュープリントで上映されるようだ。

http://www.nanagei.com/movie/tanakanoboru.html

 『花弁のしずく』という作品がある。田中登のデビュー作だ。しかし、観れない。上映プリントが無いから。
 田中登の特集が行われる度に、未ソフト化で観る機会のない『花弁のしずく』を筆頭にした『好色家族 狐と狸』『昼下りの情事 変身』『真夜中の妖精』(ジェネオンよりDVD化決定)といった作品が上映されないかと期待したが、その機会はまだ訪れていない。
 それが唐突に『花弁のしずく』がニュープリントで上映される。ラピュタ阿佐ヶ谷での「性と愛のフーガ 田中登の世界」では上映されなかった『花弁のしずく』が第七藝術劇場では上映される。
 ということは、ラピュタナナゲイの上映の間に何かがあったのだろうが、それはmixi方面を探せば答えが書いてあるし、自分は当事者ではないので黙するが、そのうち当事者の方々が過程を話すだろうからそれを聞けば良い。
 何にしても、東京では未だ実現していない『花弁のしずく』の上映という映画史的事件が大阪で行われるのだから、関西方面の方はこの特権性を逃してはならない。更に大阪独自の上映として小沼勝が監督し、田中登が助監督に就いた『ラブハンター 熱い肌』も上映される充実ぶりには驚くばかりで、こうなれば自分は帰省時期を早めて、『花弁のしずく』を観にナナゲイへ行くしかない。
 
 この機に乗じて、ナナゲイ田中登を観た後に、ワタシが『(秘)色情めす市場』のロケ地を案内するから、女性は飛田見学の後、百番で食事してもらって、その間に男性は、芹明香に似たしゃくれ気味の娼婦を探しておくから、売春して来いというツアーを組めば、少しぐらい儲かるかしらと妄想する。