『G2 プロダクション・ファイルコレクターズ・エディション』

)『 G2 プロダクション・ファイルコレクターズ・エディション』 


 『ガメラ2 レギオン襲来』のメイキングビデオ。500円。
 世代的には、『ゴジラvsビオランテ』で、ようやく劇場で怪獣映画の新作を観ることができたわけだが、その時で既に11歳ぐらいなので、以降平成ゴジラを映画館に行くのが段々恥ずかしくなった思いがある。『ゴジラvsキングギドラ』までは良いとして、それ以降がいけない。そんな中、1995年の高1の春休みに、閑散としたあまり子供の居ない劇場で観た『ガメラ 大怪獣空中決戦』には衝撃を受けた。もうリアルタイムで面白い怪獣映画など観ることができるとは思っていなかったのだ。あまりの面白さに席を立てず、残ってそのまま次の回も観た(入れ替え制ではなかった頃の特権)。
 翌1996年初夏、高3の期末テスト終了後の午後、『ガメラ2 レギオン襲来』を観に出掛けた。劇場は以前よりも小さい方の劇場に追いやられ、普段はピンク映画を流しているようなところで、何故か自衛官の制服を着た男と、けばいホステス風の女に挟まれて観たのが妙に印象に残っている。で、確かに面白かったのだが、前作ほどの感動は覚えず、1回観ただけで帰ってきた。それでも忘れ難い佳作ではあるのだが。
 で、そんな『ガメラ2』のメイキングビデオがこれ。まだ仲が良かった金子・樋口・伊藤・庵野も出演している。
 伊藤和典と言えば、『ガメラ3 邪神覚醒』公開時に、金子修介がいいともに出演した際、祝電を送ってきた。そこには一言「責任とってね」と書かれていただけだったが、『GANERA1999』を観た後では実に意味深に取れる一言だったが、次の瞬間、『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』で夢から覚める瞬間にアタルが少女にかけられる言葉が同じだったことに気づき、ここからの引用かと思うも、あの作品に伊藤は関係していないので、本当のところはどうなのか、真相は不明である。まあ、わかったところでどうなるものでもないが。
 ともあれ、このビデオは以前、といっても7年ほど前だが、日本橋のジャングルで100円だか200円で売っていたのを目撃した時に買っておけば良かったものを買い逃したままだったので、以降その価格以上では買わないと決めていたので購入が大幅に遅れた。で、ようやく購入したわけである。などと、500円の中古ビデオ一本買うのに、そこまで理屈つけて買う必要は全くない。