『実録 八つ墓村』

）『 実録　八つ墓村』　（さいとうしげき　石川清）　ミリオン出版

実録八つ墓村―惨劇の「津山三十人殺し」 (ミリオンコミックス)

　今号の『映画秘宝』に告知が出ていたので楽しみにしていた『実録・八つ墓村』だが、発売日にコンビニ数軒回ってようやく発見する。小6の時に横溝正史の『八つ墓村』を読んで以来、津山三十人殺しの関連書籍、映画、TV、ポスター、Tシャツも集めてきたツヤマーとしては、マストアイテムである。内容的には、同じくミリオン出版から以前出た『「八つ墓村」は実在する』の漫画版と見ていいが、古尾谷雅人への言及や、睦夫との比較、自死直前まで自身の監督、長男主演で『丑三つの村』をリメイクしようとしていたという記述が目を引いた。本当だろうか。
　ともあれ、『実録　八つ墓村』というタイトルは、チャーミングで胸高鳴る。誰か映画化しないものか。