『江戸川乱歩の陰獣』(☆☆☆★★★)

 ラピュタ阿佐ヶ谷で、「昭和の銀幕に輝くヒロイン 香山美子」より、加藤泰江戸川乱歩の陰獣』(☆☆☆★★★)を観る。
 画質の悪いビデオ版でしか観たことがなく、一度は劇場で観たいと思い続けていたが、数年に一度はどこかでかかっているので、そうレアなものではないが、何故か悉く逃していたので、ようやく劇場で観ることができたが、やはり素晴らしい。乱歩ものとしては、本作と実相寺だけでもう良いみたいな気分になる。


 終映後、劇場を出て線路沿いの高架下を歩いていると、映芸の編集嬢とすれ違う。これから山下耕作の『緋牡丹博徒』を観る由。肩が凝って仕方ないので商店街の中の一店でマッサージ受ける。体が硬いらしくオバサン終わるとグッタリしている。というよりも、闇雲に力を入れ過ぎではないか。楽にはなったが血行が良くなったのか体調悪くなる。   
 今日はもう映画はこれ以上観るのは止めだと中野へ行って、とりあえず寿司を詰め込んでみるが、いよいよ体調悪くなる。かなり余計なことをした気分に駆られる。

 中野ブロードウェイの二階のあそこでDVD『幽閉者 テロリスト』を1500円で、『どこに行くの?』を2000円で購入。
 『幽閉者 テロリスト』は足立正生の監督復帰作。ところがDVDはレンタルでは以前から発売されているものの、セル版が出ていない。現在においては極めて異例の措置というか、どうなっているのだろうか。あまりにも売れないから、というわけでもあるまい。とりあえず、レンタル落ちだが買っておく。
 『どこに行くの?』は松井良彦監督の復帰作。以前の作品に比べれば評判は良くないようだが、自分は佳作だと思った。松井良彦監督にしか撮れない異形の映画だろう。レンタル落ちなので、特典が付いていないが、五千円払ってセル版買うほどでもなかったので、二千円だったが、まあ、良いかと購入。

どこに行くの? [DVD]

どこに行くの? [DVD]


 タコシェで『奇刊クリルタイ Vol.3.0』と『映画時代Vol.2』購入。
 吉祥寺で『石井輝男闘病日記』購入。
 『映画時代Vol.2』は献本用に必要になったので購入。『奇刊クリルタイ Vol.3.0』は、吉田アミ真魚八重子といった人々の長めのインタビューもあり、面白そうだったので買ってみる。『石井輝男闘病日記』は前から気になっていたが、機会が無かったが、突発的に機会が訪れたので購入してみる。

 宮沢章夫東京大学「80年代地下文化論」講義』読了。

東京大学「80年代地下文化論」講義 (白夜ライブラリー002)

東京大学「80年代地下文化論」講義 (白夜ライブラリー002)