『Invitation (インビテーション) 2009年 03月号』

(8)『Invitation (インビテーション) 2009年 03月号』

 最終号につき購入。思えば創刊準備号から、リニューアルするまでは欠かさず買い続けていたのだから、それなりに気に入って読んでいたに違いない。初期の頃は、蓮實重彦町山智浩中原昌也の各氏が同時に書くような雑誌だったので、その幅が良いと思ったし、読んでいて楽しかった。黒沢清に自主映画を撮らせ、それを付録DVDとして付けたりしていた頃が最も過激だったか。
 しかし、極端なリニューアル以降は、エンタメ特集か街の特集ぐらいでしか買っていなかったが、凋落は明らかで、やがて休刊となった。一時期はこの雑誌で批評の現在の形を見せてくれるかと期待したこともあったので残念だ。
 それにしても最終号がエンタメ特集ではないのは返す返すも無念。

Invitation (インビテーション) 2009年 03月号 [雑誌]

Invitation (インビテーション) 2009年 03月号 [雑誌]