『やくざ監督東京進出―Human Document 50余年の沈黙を破り波瀾の人生を語る』

(4)『やくざ監督東京進出―Human Document 50余年の沈黙を破り波瀾の人生を語る』西原儀一 (ワイズ出版

 新宿ジュンク堂で購入。3300円とワイズ出版らしく高い本で長い間購入を躊躇していたが、3月14日からラピュタ阿佐ヶ谷で始まるレイトショー「60年代まぼろしの官能女優たち」で、まだラインナップは発表されていないものの、どうやら西原儀一や葵映画あたりがかかりそうだと予想しているので、良い機会だからと購入する。若松孝二ですらごく一部の作品しか上映されず、足立正生も強制送還時の全作上映以降、まとめて上映される機会もなく、60年代のピンク映画は後追いの世代にとってほとんど空白地帯と言いい。今回の特集で観る機会の少ない作品を観ることができれば嬉しい。