『座頭市―勝新太郎全体論』
イメフォ帰りに青山ブックセンターに寄るが、今や落城寸前の趣きだ。ブックオフ参入の影響なのかどうか、レイアウトも魅力に欠けるようになってしまった。かつては青山本店のエレベーターを下って、映画書のコーナーからサブカル書、文芸書、コミックと見て回るのが胸ときめいたものだが、今や品揃えも含めて暗澹たる雰囲気。フト通路を見ると店員が大欠伸しているので、その思いをより強くする。六本木店はまだしもだと思うが、青山本店のかつての魅力は薄れつつあるように思うが。とはいえ、最近書店で見かけない在庫がまだ結構あったりするので、前からその内と思っていた平岡正明の『座頭市―勝新太郎全体論』を購入。確かもう品切れになっている筈。3300円もするので高いので敬遠していた。
平岡正明なので、細かい部分の間違いが多いとかいう意見も聞いていたが、それ以上の魅力ある語り口があるだろうと踏んで買ってみた。
- 作者: 平岡正明
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1998/02
- メディア: 単行本
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (4件) を見る