『映画芸術増刊号 足立正生零年』『さらば松竹新喜劇』『上岡龍太郎かく語りき―私の上方芸能史』

(62)『映画芸術増刊号 足立正生零年』

(63)『目白雑録』金井美恵子

(64)『目白雑録〈2〉』金井美恵子

 バサラブックスを舞台にした『A・Y・A・K・A』を観ると、当然バサラブックスへ行きたくなってしまう。しかも上映会場の武蔵野公会堂とバサラは近いのである。結局、つい最近も寄ったと言うのに行ってしまう。あの作品を観た後には、店員を見ただけでも笑ってしまいそうになる。店長にあんなことされたのかとか、妄想してしまう。漫画コーナーに劇中でも登場した『同棲時代』があったので、悶絶したが、そんなこんなで気付いた時には『映画芸術増刊号 足立正生零年』『目白雑録』『目白雑録2』を買っていた。
 『映画芸術増刊号 足立正生零年』は当然発売時に買っているが、当時は足立正生の情報なんてどこにも無かった。昔の映画雑誌には何か書いていたりはしたのだが、断片的でどの作品を書いた人で、何を撮ったかすらも全貌が不明瞭だった。そんな時に出たのが本書だったので繰り返し読みこんだ。その後9年間読み返し過ぎて手垢にまみれ、ページが裂けたひどい状態になっていたので400円ということもあり、予備に購入しておくことにした。『目白雑録』は文庫で買うよりも安い400円だったので。『目白雑録2』は600円だったが、文庫もまだ出ていないので購入。

目白雑録 (ひびのあれこれ)

目白雑録 (ひびのあれこれ)

目白雑録〈2〉―ひびのあれこれ

目白雑録〈2〉―ひびのあれこれ