『東京ハレンチ天国 さよならのブルース』『砂の影』『グミ・チョコレート・パイン』『レディアサシン』『温泉おさな芸者』
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最近はUSED DVDが増えてきて、『実録・連合赤軍』が3枚2千円の中に入っていたり、セルDVDで発売直後に手を出したことを後悔することもあるのだが、今年はもうDVDを無駄買いせずに買ってから観ていない作品を観て過ごすという年頭の戒めを守り合計1300円のみの出費で済ませた。3枚千円の枠で『東京ハレンチ天国 さよならのブルース』『砂の影』『レディアサシン』を、1枚300円の『グミ・チョコレート・パイン』で1300円となる。
『東京ハレンチ天国 さよならのブルース』は本田隆一の日大大学院の卒業制作で、2001年末に東京では中野武蔵野ホールで、大阪では翌春テアトル梅田で劇場公開されたことでも知られるが、現在からは『GSワンダーランド』を撮った本田隆一の原初の風景としてこの2作を連続して観たいと思う。
『砂の影』は甲斐田祐輔の8mm作品で一昨年ユーロスペースでレイトショー上映された。公開時にも観たが、たむらまさきの撮影の素晴らしさもあって悪くなかったが、作品の閉塞性に思うところもあり、見直したかった。ちなみにスローラーナー繋がりということもあってか足立正生が意外なところで登場する。
『グミ・チョコレート・パイン』はケラリーノ・サンドロヴィッチの監督第3作(2作目は忘れられがちだが『おいしい殺し方』)で、製作条件は厳しかったようだが、悪くなかった。昨年の凡作『罪とか罰とか』なんかより遥かに良い。
『レディアサシン』はご存知オリヴィエ・アサヤスだが未見なので幸い。
と、ここまで来てから難波のブックオフで『温泉おさな芸者』の中古DVDを2950円で購入。ちょっと高いが東映だし仕方ない。前述した、まさかの温泉芸者シリーズの一挙DVD化でどさくさにまぎれて初ソフト化を果たした鷹森立一による温泉芸者シリーズ第6弾だが、成人指定はされておらずエロは低めである。と言うのはサンプルでは既に観ていたからだが、羽仁進の『午前中の時間割り』を温泉芸者に置き換えたような内容で、この際だからこれも連続して2本立てで観てやろうと思っている。深田ミミか国木田アヤ か、みたいな。しかし、『温泉おさな芸者』には関係していないにしても同シリーズとは出演、音楽監督などで因縁深い荒木一郎は、『午前中の時間割り』でも音楽監修と脚本に参加しているわけで、この両方に参加するとは今思ってもおかしな人だと思う。