『リトル・ブッダ』『K-19』『海賊版=BOOTLEG FILM 』『カルロス』『ダブル・パニック'90 ロス警察大捜査線』『SCORE2 THE BIG FIGHT』
近所に期間限定の中古ビデオ店が頻繁に出没するので、帰り道に無駄な出費を余儀なくされる。50円〜150円で買えてしまうのだから仕方ないが、今回購入した分に関して言えば、Wってる可能性が高いものが多いのだが、直ぐに自室から出てこないなら買ってしまえということで。
『リトル・ブッダ』は言うまでもなくベルナルド・ベルトルッチ監督作。『シェルタリング・スカイ』から劇場へ観に行くようになったが12歳のガキにはわかんないって。だから『リトル・ブッダ』はようやく年齢的にも理解可能かつ『ラストエンペラーII』的なオリエンタリズムあふれる歴史劇を観られると期待したのだが……。ちなみに同じ年に『時の翼にのって ファラウェイ・ソー・クロース!』を同じような期待で観に行ったがこれにも困惑。
『K-19』はキャスリン・ビグローをはじめて良いと思った作品だが、それ以前の作品も見返さなくてはと思っている内にオスカー監督になってしまった。『ハート・ロッカー』は物売りの子供を探すシークエンスが長過ぎると思ったが、爆弾映画好きとしてはたまらない作品だった。
『ダブル・パニック'90 ロス警察大捜査線』はジミー佐古田(フルハム三浦を追った人)の原案を佐藤純彌の脚本で深作欣二が監督したテレビ映画。前年には同じく佐古田の原案で佐藤純彌が監督した『ロス警察1989』が製作されており、共に日曜洋画劇場の特別枠で放送された。全盛期の深作を体感している人からすれば、こんなモノはという作品だろうが、自分は初期の深作体験がこれだったりする。小学生が『華の乱』を観るわけがないし、『いつかギラギラする日』は2年後なのだから、深作のアクション映画のリアルタイム体験はこの作品。その後見返していないのでほとんど覚えていないがビデオが発売されていたことすら知らなかった。ディレクターズカットで再編集してあるらしいが、50円で売っていたら買うしかない。
そういえば、ものすごく適当に1本選んで買う男がいたので妙に思ったが、レジの店員にセロテープでVHSのツメを塞いでくれと頼んでいるのでいよいよ驚いた。「生テープが売ってなくて」と言っていたので、つまり消去して生テープの代わりに中古ビデオを買ったらしく、いまだにセッセと中古ビデオを買っては持ち帰っている身としては複雑な気分になった。
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