パンフ「17歳の風景」「現代映像研究会会報 第10号」

 特に気になることがあった時だけ書いていた映画パンフについて、結局毎回欠かさず高いものも、ゴミのようなものも、高くてゴミのようなものも買っているので、一言書いていくことにする。生まれて初めて劇場で観た「のび太の海底鬼岩城」以来、売り切れていない限りは、どんなゴミ映画でも必ず買ってきたパンフだけに、愛憎交えて書いてみる。


17歳の風景
 800円。映画本編は既に観ているので、今回の公開で観る気はないが、パンフは予想通り若松孝二の資料性が高そうだったので購入。足立正生大塚英志×藤井誠二等が作品をボロクソに書いていているのが痛快だが、基本的に正論。失敗作だが観なければならない作品。

「現代映像研究会会報 第10号」
 ポレポレ受付で関連物として販売されたいたミニコミ誌。300円。
 2002年に出たものだが初見。「性遊戯」の脚本が掲載されているのが嬉しいが、足立正生若松孝二のインタビュー等充実している。
 殊に足立の帰還後について、下世話に聞いてくれている御蔭で面白かった。大島渚と何故会わないのかとか。「KT」の印象などを足立が語るのは面白い。