雑誌 「BRUTUS No. 583」

105)「BRUTUS No. 583」　マガジンハウス

　例年恒例特集『どうにも映画が好きなもので‥』。何故か「BRUTUS」の映画特集号は殆ど買うのだが、濃密な時の良い印象があるせいか。北野武とウォン・カーワィが新宿東口前で自転車に二人乗りしてた表紙の号には笑った。ウォン・カーワィが梶原一騎みたいで、オッサンのヤクザ二人にしか見えなかった。
　今号は『公開決定! 早くも話題騒然のリアルドラマ＆ドキュメンタリー20本。』『話題のドキュメンタリー＆リアルドラマを先行紹介!』『人はなぜ、SEX LIFEをドキュメントしたがるのか?』『あなたが撮りたい現実のドラマはなんですか?』『ドキュメントとリアルドラマの狭間に。』などと、先般のスタジオボイス同様、 ドキュメンタリーが幅を利かせているが、パラパラ見た限りどっちもどっち。藤原ヒロシがドキュメンタリー云々と語っていて、ハナからケッと思わせるが、最初に挙げた作品が「山谷　やられたらやりかえせ」なのは良いなと。