イベント 若松孝二 DVD-BOX 発売記念イベント「SHINJUKU FEST 2005」

10)「若松孝二 DVD-BOX 発売記念イベント『SHINJUKU FEST 2005』第4部 ライブイベント」(紀伊國屋ホール) 

司会/外波山文明  Guest/足立正生 大久保鷹 唐十郎 坂田明 末井昭 友川かずき 原田芳雄 町田康 山谷初男 四谷シモン 若松孝二

 2時間程でざっと出てきて夫々唄ったり、喋ったりという趣向。
 客席には松田政男や、第3部に出ていた渚ようこ(彼女の唄う「天使の恍惚」の挿入歌「ここは静かな最前線」は素晴らしいのでミニライブ行きたかったが都合で行けず)がいた。そーいえば、大空テントみたいな奴とロリータが居るなと思ったら、土屋豊雨宮処凛だった。「PEEP TV SHOW」つまんなかったぞと念を送る。
 坂田明のサックス、友川かずきのゼツボーボー、山谷初男が「胎児が密漁する時」「性の放浪」の思い出を語り春歌を唄う、四谷シモン×大久保鷹状況劇場回想、足立正生×唐十郎の回想に若松が参加し、ラストは原田芳雄が親子で「我に撃つ用意あり」主題歌の「新宿心中」を。
 一同揃って、若松が新作に連赤をやると高らかに宣言して終了。
 唐十郎の「新宿見たけりゃ 今見ておきゃれ じきに 新宿 原になる」の通り、バタバタ死んでいっているので今見ておいて良かったと思った。
 足立正生唐十郎が伝説のカプリコンの喧嘩を語るというのも、場所が場所だけに時空間の歪みを感じた。しかし、若松・足立・唐という「犯された白衣」な並びは迫力があった。
 終了と同時に出て行こうとすると、凄い勢いで足立正生が携帯片手に外へ向かい、駅に向かって疾走している姿が目に入ったが、何か迫力があった。