映像(ダイジェスト& PV &予告)「IDENTITY ダイジェスト版」「グッバイメロディー」「花井さちこの華麗な生涯 予告編」「かえるのうた 予告編ロングバージョン」

1)「IDENTITY ダイジェスト版」(武蔵大学8号館5階8504教室) 

2004年 日本 カラー スタンダード 17分 
監督/松江哲明  出演/相川ひろみ

 エロシーンを抜いたダイジェスト版と初め聞いた時は、何故作者がそんな自作の否定としか取られない行為を取るのかと思ったが、観ればわかるように、作品の雰囲気を伝えるための簡単なダイジェストで、長めの予告篇であり、作品を説明する為の参考資料程度のもので、これを単品で取り上げてどうこう言うものではない。カラミは勿論、開巻の海岸のヘア見せもカットしてあった。
 従って質問者への作者の回答は、作品のベーシックな箇所に係わるもの以外は全て作品を観てくれと返す当然の回答がなされていた。これを観ただけで、作品に批判的なことを言う方がどうかしているのだが。

2)「グッバイメロディー」(武蔵大学8号館5階8504教室) 

2005年 日本 カラー スタンダード 分 
監督/松江哲明 
 
 松江哲明の作品を観たことがない友人で「豊田道倫 映像集 II」のDVDを購入した奴が、「グッバイメロディー」のPVが良かったと言っていたので、借りようと思っていたら延び延びになっていたので、今回が初見となったが、観る前に予想していた横移動のみという予想は外れ、1シーン1カットの複雑な動きで線路上に魅力的な異様な空間が出現していた。
 カンパニー松尾の「新宿」はSSTVで観て引き込まれた。正直って、以前川本真琴のPVを観たら魅力を感じなかったので、PV系は避けていたところがある。しかし、「新宿」と「グッバイメロディー」が良かったので、これは買いですな。

3)「花井さちこの華麗な生涯 予告編」(武蔵大学8号館5階8504教室) 

2005年 日本  カラー スタンダード 分
監督/松江哲明    出演/女池充

 この予告篇は以前書いた通りで、何度観てもかなり楽しめる。 

4)「かえるのうた 予告編ロングバージョン」(武蔵大学8号館5階8504教室) 

2005年 日本  カラー スタンダード 分
監督/松江哲明    

 現在、劇場やネットで観ることが可能な予告篇とはヴァージョンが異なる。自分は今回観た版の方が好みだ。現行版の画面下の子画面のダンスと大画面で映し出されている本編の映像は一致していないので、子画面の有効性が薄いように思う。ロング版では本編のダンスと一致しているのでキッチュな魅力が画面全体から漂う。
 ま、本編を未だ観ていない(ハナから観るつもりでいたら招待券貰ったので良かったなと)ので、観てから再見するとまた印象が変わる(「ビター・スィート」の予告篇はその好例で、別に普通の予告と流していたのだが、本編を観終わった直後に予告を観ると、本編中の極めて素晴らしいショットのみで構成された予告になっていて、納得する)のではないかと思う。