雑誌 「Invitation 2006年 08月号」

54)「Invitation 2006年 08月号」 ぴあ 

Invitation (インビテーション) 2006年 08月号 [雑誌]
 夏のアニメ特集。宮崎吾朗インタビューも踏み込んでいて悪くない。「ゲド戦記」について企画段階で高畑勲は、“2巻がいいんじゃないでしょうか。暗闇の中で微妙な表現ができる”という実に素晴らしい発言をしたらしいが、吾朗は一蹴。
 「王と鳥」についての高畑勲宮崎駿の当然個別インタビュー。宮崎の「やぶにらみの暴君」への賞賛と「王と鳥」への批判も実にらしい。
 宮崎の次のページが細田守という嫌がらせみたいなレイアウトだが、「時をかける少女」について森本晃司のインタビュー有り。
 「鉄コン筋クリート」については、森本晃司が監督として動いていたプロジェクトの凍結とそれを受けての今度の作品についてが語られる。森本版のパイロットフィルムは素晴らしく、こんな凄いってことは実現しないだろうなと思ったら、その通りになった。あのパイロット版、CSかどこかで放送した奴録画しておいたのだが、今度の作品がソフト化された際には特典収録されるんだろうか。
 新海誠の「秒速5センチメートル」は、やはり毎度の如し世界観なものなようだ。