上映会 「映画監督 若松孝二 そのボランタリズムの軌跡」

ボラステ・シネサロンvol.15 「映画監督 若松孝二 そのボランタリズムの軌跡」作品の上映とトーク

9月29日(金)武蔵野公会堂(JR・井の頭線吉祥寺駅」南口下車徒歩3分)
14:00開場 14:30上映開始 終了21:30

国辱映画と騒がれた「壁の中の秘事(’65)」で国内外に強烈なオーラを放ちデビューした若松孝二監督。60年代後半から70年代にかけて学生や若い世代を中心に圧倒的な支持を得る。これまで撮り続けてきた作品は100本以上。「監督に時効はない」と語る若松孝二が作品に託すものとは何か。今回のイベントは「実録 連合赤軍」クランクイン直前の特別企画。乞うご期待!


上映スケジュール 開場14:00

  • 14:30 「天使の恍惚」
      
  • 16:20 「われに撃つ用意あり」
  • 18:30 若松孝二監督のトーク
          
  • 20:00 「17歳の風景 少年は何を見たのか」
  • 21:30 終了
入場料:(1日共通/入替えなし)一般1500円 18歳以下1000円(当日各200円増)
*上映作品は変更する場合があります。ご了承ください。

主催・問合せ:ボランティアステーション
Tel&Fax 0422-28-7728(電話受付13:00〜18:00)
Mail vs@vstation.gr.jp
URL http://www.vstation.gr.jp/



 先日も書いた上映会だが、入れ違い的に主催の方から告知依頼メールをいただいたので改めて。ついでだから前回も疑問に挙げておいた上映フォーマットについて伺ったら、DVDとビデオ上映ということだった。「17歳の風景」以外はフィルム作品だけに残念だが、その分、料金が通常のこの手の上映会なら3回券とかになるところを一般1,500円で1日観られて、若松孝二のハナシも聞けるので、かなりお得ではある。
 個人的には、DVDとビデオ上映の場合はその旨書いておいた方が良いのではないかとか思う部分もあるが、主催の方とやり取りさせていただく中で、自主上映におけるフィルム貸し出しとDVD上映許可にかかる費用などについて具体的な数字に到るまで聞かせていただいたが、なるほどと思うことも多く、『なんでオールナイトでフィルム上映とDVD上映が同じ価格なの?』という疑問の一端がわかったように思うが、抜本的な部分での改定がなされない限りこの矛盾は続くんだろうと思う。こちらの主催の方もプロジェクター上映で何が悪いと思っておられるわけでは当然なく、やはりフィルム上映をという思いの方のようなので、こういった所へ皺寄せが来てしまう不幸を思う。結果的に観客がフィルム作品のDVD上映を受け入れざるを得ない状況にどんどんなっていってしまうので、観客側からも別に観れれば良いではなく、これで良いのかという声は挙げていくべきだ。
 DVD・ビデオ上映ではあるが、若松孝二の映画は実にわかりやすい過激なエンターテインメントなので、代表作を安価で軽い気持ちで1日眺めるには丁度良い上映会だと思うのでオススメである。