雑記 『ストロベリーショートケイクス』から『虹の女神』と『圧殺の森 高崎経済大学闘争の記録』に到るまで

 松江監督んとこで、『虹の女神』を中心にちょっとした盛り上がりが。
http://d.hatena.ne.jp/matsue/20061115
 『虹の女神』が世評では綺麗に賛否が分かれているというのが如実にわかるコメント欄の展開になっていて面白い。で、問題を深刻化させているのが、劇中で不用意に発せられた、小川紳介発言について(笑)。
 ともあれ、ようは『ストロベリーショートケイクス』も『虹の女神』も自分の目で観て確認してくれってことです。因みに『ストロベリーショートケイクス』はシネアミューズでは明日まで。明後日から吉祥寺バウスシアターでレイトでかかるので、絶対に観て損の無い大傑作と断言できる。自分の今年の日本映画は、某犬の映画をベストに心情的にしなければならないものの、実質的ベストワンは『ストロベリーショートケイクス』。
 尚、新文芸坐早稲田松竹は、『圧殺の森 高崎経済大学闘争の記録』と『虹の女神』の2本立てを“高崎経済大学の変貌”とでも題して是非やってほしいものだ。如何に学生がこんなんなっちゃったか、という歳月を感じさせる絶妙な2本立てかなと。『圧殺の森』のあの映画史に残るプールに学生達が服を着たまま泳ぐシークエンスと、『虹の女神』の8mm撮影シーン等を強引に比較して、だから『虹の女神』は駄目なんだと結論づける猛者を待ちたい。