上映 山下敦弘新作『中学生日記』

 昨年、一昨年と、テアトル新宿でENBUの上映会が行われた際に、講師の山下敦弘が担当したクラスでの作品として『不詳の人』や『道』が上映されたわけだが、今回はNCWだから、山下監督はこっちに移ったのか?映像系専門学校の数が多くてよく把握していないので知らん。
 ともあれ、『中学生日記』と題した49分の作品が上映されるのだから、年明けに『松ヶ根乱射事件』『ユメ十夜』が公開される直前に新作に接する良い機会である。
 『不詳の人』や『道』の完成度からして、あまり大きな声で言うとアレだが、こっちの方が面白かったりすることもあるので要注目である。
 学園ものらしいので、どうしたって『リンダ リンダ リンダ』との比較や、違いが気になってくるところで、そうなってくると期待しないわけにはいかない。



中学生日記』05年/DV/49分 
 
監督:山下敦弘
キャスト:矢柴俊博 仁後亜由美 大迫一平 芹澤興人 竹田尚弘 篠原友希子 吉田希 深谷明大 矢田しのぶ 丸山ひとみ 渋谷琴美 鈴木将記 落合順 川村歩惟 平山由紀子 難波良介
スタッフ:近藤龍人 宋晋瑞 黒木大紀 鈴木将記 山本哲平 今泉力哉 日向裕紀 濱地紗絵 清水育美 壺井大輔

ストーリー:
個性派揃いの1年4組は、何をするにも一騒動。特にこの日は朝から事件が多いようで・・・。誰もが一度は体験したであろう中学生時代の一日を描く。


2006.12.8(fri)17:00/2006.12. 10(sun)14:00
東京国際フォーラム ホールD1

http://www.ncws.co.jp/archive/mh7/index.html