『身も心も』『東雲楼女の乱』『ピーピー兄弟 THE BLEEP BROTHERS』『学校の怪談 呪いスペシャル』

9)『身も心も』(荒井晴彦) 
10)『東雲楼女の乱』(関本郁夫) 
11)『ピーピー兄弟 THE BLEEP BROTHERS』(藤田芳康) 
12)『学校の怪談 呪いスペシャル』(矢口史靖長江俊和李闘士男水谷俊之) 

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 渋谷TSUTAYAを覗いた際に、ついまたも中古ビデオ反省会的行為によって購入。並べてあるカゴを一瞥してから、購入作品を選んでレジに持っていくまで30秒。瞬時に何を買うか決めるのは良いが、もう少し熟考するということをした方が良い様に我ながら思う。と言うのも、他は全部100円なので、だから安心して秒決めできたのだが、『ピーピー兄弟』だけ300円であることを見落としていて、ちょっと資料で必要だから買っただけの、何の思い入れもない『ピーピー兄弟』に300円出すのが非常に無駄に思えたが、既にレジで清算されてしまったので、しゃーない。しかし、『ピーピー兄弟』が300円で、『身も心も』や『東雲楼女の乱』が100円とはバランスを欠く価格付けだとは思うが。

 9)『身も心も』は10年前の公開時と、一昨年に夫々劇場で観ている。自分の年齢では、とてもわかったようなことが言えない作品なので、歳を経る毎に観返して行きたいと思える作品だった。19歳の時に観た時よりも、一昨年再見した時の方が遥かに面白かったことだし。ただ、ビデオパッケージを見て、ちょっと驚いたのは、自分が買ったのはどうもR指定版らしく、ジャケットには、「成人指定版同時レンタル」と書かれている。劇場で観た時は成人映画になっていた記憶があるが、ではこのビデオ版は若干カットしてある可能性もあるわけか。国内では未DVD化。海外ではDVD化されている。荒井晴彦の監督第二作は未だなのか。

 10)関本郁夫という名は知っていても、リアルタイムで作品を観る機会はなかった。この『東雲楼女の乱』が、『ダンプ渡り鳥』以来13年振りの東映での本編なのだから、そういうことになる。ここから翌年の『極道の妻たち 赫い絆』、『残侠 ZANKYO』、そして以降のOVに近くなった極妻シリーズへと、関本郁夫の新作が連続して観ることができるようになったキッカケというべき作品で、自分の世代では、ここから遡って行ったということになる。あ、『残侠 ZANKYO』は現場見学に行ったな。

 12)は、矢口史靖なので。