『名人―志ん生、そして志ん朝』『世界性生活大全―「愛」と「欲望」と「快楽」の宴』
2)『名人―志ん生、そして志ん朝』 小林信彦 (文春文庫)
3)『世界性生活大全―「愛」と「欲望」と「快楽」の宴』 桐生操 (文春文庫)
2)松村雄策に、藤山寛美・渥美清・志ん朝と死んでから云々と不当な陰口を叩かれている小林信彦だが、読めばわかるように、これまでの真っ当な評価を一冊に没後纏めているのだし、生存中に常にリアルタイムで評価していたからこそ書けるものだ。志ん朝が死んだ際の江戸落語の終わり発言で、談志が随分と批判したり、高田文夫との関係が疎遠になったとの噂だが(ハナシは逸れるが、ビートたけしが60歳になったら製作される筈の『帰ってきたタケちゃんマン』は、本当に今年製作されるんだろうか)、それは兎も角、文庫待ちだったので、ようやく購入。解説は森卓也。
3)単行本刊行時に手に取ったら、中身が薄そうだったので、文庫待ちにしておいた。で、購入。