文庫

『シネマ大吟醸』

(11)『シネマ大吟醸』太田和彦 東京での暮らしが6年ほどしかない自分にとっては、都内の映画館の記憶というのはごく僅かにすぎない。しかし、以前はここに映画館があったのだと頻繁に通る道すがら教えられたりすると、何の記憶も思い入れもないのに突如と…

『澁澤龍彦 映画論集成』

(10)『澁澤龍彦 映画論集成』澁澤龍彦 澁澤龍彦映画論集成 (河出文庫 し 1-53)作者: 澁澤龍彦出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/05/30メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 3回この商品を含むブログ (13件) を見る

『成城だより〈上〉』『成城だより〈下〉』

(8)『成城だより〈上〉』大岡昇平 (9)『成城だより〈下〉』大岡昇平 新宿ジュンク堂に寄ったらフェアをやっていたので、前々から欲しかったが講談社文芸文庫なので無暗に高い『成城だより』の上下巻を思いきって購入する。成城だより 上 (講談社文芸文庫…

『原宿セントラルアパート物語』

(7)『原宿セントラルアパート物語』浅井慎平 久々に丸の内の丸善に寄る。オープン以来か。やはり場所柄か政経方面が多く、広いフロアの割に映画書はしれている。結局、店頭で見かけなくなった浅井慎平『原宿セントラルアパート物語』の文庫を買って帰る。…

『悲しいだけ・欣救浄土』

(6)『悲しいだけ・欣救浄土』藤枝静男 前々から買おうと思いつつ買い逃していた(学芸文庫は高いのだ)『悲しいだけ・欣救浄土』を購入。帰りの電車で表題の『欣救浄土』読了。いくら短編と言えども全体の半分が若松孝二の『性の放浪』の内容説明で占めら…

『昭和のまぼろし―本音を申せば〈2〉』

(5)『昭和のまぼろし―本音を申せば〈2〉』小林信彦 恒例の文庫化。単行本でも購入しているが、文庫版あとがき読みたさに毎年文庫化される度に買ってしまう。昭和のまぼろし 本音を申せば2 (文春文庫)作者: 小林信彦出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/…

『映画「お葬式」シナリオつき絵コンテノート』

(4)『映画「お葬式」シナリオつき絵コンテノート』伊丹十三 池袋ジュンク堂の映画書の棚に『映画「お葬式」シナリオつき絵コンテノート』なる文庫が1冊だけ無造作に立てかけられていたので伊丹十三主義者としてはギョッとなる。確か伊丹十三記念館でしか…

『百合子さんは何色―武田百合子への旅』

(3)『百合子さんは何色―武田百合子への旅』村松 友視 店頭では見かけなくなってきたので、立ち寄った書店にあったので購入。どうもタイトルが生理的に受け付けないが、それはまあ、おいといて。百合子さんは何色―武田百合子への旅作者: 村松友視出版社/メ…

『赤塚不二夫対談集 これでいいのだ。』

(2)『赤塚不二夫対談集 これでいいのだ。』赤塚不二夫 タモリ、松本人志、北野武といった面々との対談をまとめた同名単行本の文庫化。単行本はよく立ち読みしていたので、文庫化されたのを幸いに購入。赤塚不二夫対談集 これでいいのだ。 (MF文庫ダ・ヴィ…

『淀川長治とおすぎの名作映画コレクション』

(1)『淀川長治とおすぎの名作映画コレクション』淀川長治・杉浦孝昭 一瞬目を引いたが、中身を読めばマドラ出版から発売されていた『おしゃべりな映画館』を再編したものだった。『広告批評』の長期連載だったこのシリーズはけっこう好きで、単行本も全部…

 『新編かぶりつき人生』

)『新編かぶりつき人生』(田中小実昌) 河出文庫新編 かぶりつき人生 (河出文庫)作者: 田中小実昌出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2007/11/02メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 29回この商品を含むブログ (22件) を見る 『かぶりつき人生』と言えば…

 『新訳シャーロック・ホームズ全集 バスカヴィル家の犬』『新訳シャーロック・ホームズ全集 シャーロック・ホームズの事件簿』

)『新訳シャーロック・ホームズ全集 バスカヴィル家の犬』(アーサー・コナン・ドイル) 光文社文庫 )『新訳シャーロック・ホームズ全集 シャーロック・ホームズの事件簿』(アーサー・コナン・ドイル) 光文社文庫バスカヴィル家の犬―新訳シャーロック・ホ…

 『下山事件最後の証言 完全版』『クォン・デ もう一人のラストエンペラー』

)『下山事件最後の証言 完全版』(柴田哲孝) 祥伝社文庫 )『もう一人のラストエンペラー』(森達也) 角川文庫 下山事件方面は幾つか集めているが、『下山事件最後の証言』が2年ほどで文庫化されたのは幸い。あと『葬られた夏―追跡下山事件』も朝日文庫に入…

 『夢声戦争日記 抄―敗戦の記』

)『夢声戦争日記 抄―敗戦の記』(徳川夢声) 中公文庫 『夢声戦争日記』を読みたいと思ったのは高一ぐらいの頃だったか。小林信彦がやたらと面白そうに薦めていたせいか。中野翠が当時は入手できなかったので全部コピーしたとか。 その後、入手できなくもな…

 『大阪+』

)『大阪+』(森山大道) 月曜社 撮影時期が丁度自分が大阪に住み始めて離れた時期も含まれるので、くだらない郷愁意識を持つのではないかと思ったが、全くそんなことは無かった。飽きずに眺め続けた。

 『私の絵日記』

5)『私の絵日記』 藤原マキ (学習研究社) 藤原マキの全盛期については知るところが少ない。初めてその姿を観たのは、大島渚の『新宿泥棒日記』だと思う。つげ義春の妻と知ったのは、それからどれ位経ってからだったか。 飾り気の無いイラストも良いが、それ…

 『花と爆弾―人生は五十一から6』

4)『花と爆弾―人生は五十一から6』 小林信彦 (文春文庫) 花と爆弾 (文春文庫)作者: 小林信彦出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/05/10メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (12件) を見る この時期の御馴染み文庫。とは言え、ここからは単…

 『名人―志ん生、そして志ん朝』『世界性生活大全―「愛」と「欲望」と「快楽」の宴』

2)『名人―志ん生、そして志ん朝』 小林信彦 (文春文庫) 3)『世界性生活大全―「愛」と「欲望」と「快楽」の宴』 桐生操 (文春文庫) 2)松村雄策に、藤山寛美・渥美清・志ん朝と死んでから云々と不当な陰口を叩かれている小林信彦だが、読めばわかるように、こ…

 『菊池寛  父帰る 恩讐の彼方に ほか』

1)『菊池寛 父帰る 恩讐の彼方に ほか』 菊池寛 (ダイソー文学シリーズ) 急に菊池寛の『父帰る』を読む必要があり、文庫で直ぐ入手できるかどうかと思っていたら、ダイソーで百円で売ってたと聞いて、へー、と思いつつ、百円で入手できるならと出向いて購入…