『おはん』

18)『おはん』(市川崑) 

おはん [VHS]
 意外とDVDが出ない『おはん』が500円だったので、まあ、確保しておく。
 市川崑が『悪魔の手毬唄』で、仙人峠で擦れ違う老婆に、原作通り「おりん」ではなく、「おはん」と名乗らせたのは、やはり後に映画化した『おはん』をやりたくてそうしたという噂は本当なんだろうか。或いは、白坂依志夫なんかが言っているように、市川崑は名前の付け方に独特の好みがあり、「おりん」は語感的に駄目で、「おはん」にしたんだろうか。しかし、アレはやっぱり「おりん」の方が怖いのだが。