『キネマ旬報 2007年 7月上旬号』『映画秘宝 2007年 08月号』

)『キネマ旬報 2007年 7月上旬号』 キネマ旬報社 
)『映画秘宝 2007年 08月号』 洋泉社 

キネマ旬報 2007年 7/1号 [雑誌] 映画秘宝 2007年 08月号 [雑誌]
 最近は2発売日の20日キネ旬を買うのではなく、翌日に秘宝と一緒に買うことが増えた。書店に行く面倒を省くタメだが、そうキネ旬を焦って発売日に即欲しいとは思わなくなったということか。
 そういえば、秘宝が隔月化されて一年ほど経った頃だったか、知り合いの熱心に秘宝を読んでる奴に、秘宝を買うクセに、キネ旬や『映画芸術』も買うなんておかしいと言われた時は衝撃だった。スグサマ、じゃあオマエの持ってるキネ旬から出てる『フィルム・メーカーズ ティム・バートン』捨てろと言い返した(柳下毅一郎責任編集)。これ、『映画宝庫』より更に遡った頃には、『映画評論』読んでるクセにキネ旬読むなとか『映画批評』読むなとか、『映画の友』はアカンやろ、といったセクト的攻防があったのだろうか。
 ただ、現在では秘宝も安定期なので、そう熱心なことを言う奴もいないだろうが、そういうやり取りが末席で行われる時期もあったと。
 などと思いつつ秘宝を読んでいたら、『犬神家の一族』DVD発売に関して監督補佐を務めた手塚昌明のインタビューが掲載されているのだが、その中で手塚昌明が『三つ首塔』の監督をするという噂を本人に質しているのには驚いた。と言うのも完全なガセだからで、自分がエイプリルフール用にデッチアゲて書いておいたネタがネット上で広がったらしく、流石に本人の耳にまで入ってしまうと、冗談とかあんまり書くべきではないなと。元ネタを読めば嘘と分かるようになっていると思うのだが、情報の伝播は恐ろしい。どーも申し訳ございません。