『ヒッチコック劇場: 第四集: 1』『ヒッチコック劇場: 第四集: 2』

112)『ヒッチコック劇場: 第四集: 1』(アルフレッド・ヒッチコック) 
113)『ヒッチコック劇場: 第四集: 2』(アルフレッド・ヒッチコック) 

ヒッチコック劇場 第四集 1 [DVD] ヒッチコック劇場 第四集 2 [DVD]
 期間限定廉価版なので、『ヒッチコック劇場』の方はそろそろ品薄になってきたと聞いて、残りの第四集を購入してしまう。これで『ヒッチコック劇場』のDVDはコンプ。初めのあの高いBOXを買わなくて良かったとしみじみ思うのは、今や馬鹿みたいな価格で投売りされているユニバーサルのDVDを高いBOXで買った経験から。
 英国時代の初期作を収めた『ヒッチコック クラシック セレクション』シリーズも残っているが、ビデオで結構持っているし、収録作が中途半端なので購入を迷う。収録作は、『リッチ・アンド・ストレンジ』『スキン・ゲーム』『第十七番』『ヒッチコックのゆすり』『殺人!』『農夫の妻』『マンクスマン』『シャンパーニュ』『リング』といった作品だが、これらの作品にも自分の年にしては珍しく愛着があるのは、高校の頃、関西テレビが連日深夜にこれらの作品を放送したから、録画して何度も繰り返し観たからということもある。『ゆすり』や『殺人!』は、まだ語られることが多いが、『リッチ・アンド・ストレンジ』や『スキン・ゲーム』『第十七番』とかもかなり面白いのだが。80年代まで日本ではなかなか観る機会がなく、『ヒッチコック・マガジン』とかで中原弓彦らの対談を読むと、皆初期の作品はどうでも良いから『暗殺者の家』以降からが重要であろう、などと適当なことを言っている。観ることができていたら、既にヒッチコックが始まっているとが明瞭だったろうにと思う。