『シナリオ 1972.3』『シナリオ 1975.10』

)『 シナリオ 1972.3シナリオ作家協会
)『 シナリオ 1975.10シナリオ作家協会

 『シナリオ 1972.3』は、『雨のパスポート』(リチャード・クレメント イアン・ラ・フレネ)、『喜劇女売り出します』(掛札昌裕森崎東)、『ヘアピン・サーカス』(永原秀一)収載。
 この時期の『シナリオ』誌は、シナリオ以外の記事も充実しているが、今号では、「座談会 映像作家は何所へ行く」という間の抜けたタイトルの対談記事でも、出席者がこの時代だと、吉田喜重実相寺昭雄馬場当長田紀生…といった面々が出てくるとなると、俄然興味を引く。100円也。
 『シナリオ 1975.10』は、『本陣殺人事件』(高林陽一)、『パーマネントブルー』(石森史郎)、『我々は監視する 核基地横須賀』(厚木たか・荒井英郎・臼田純一)、『ザッツ・ダウンタウンブギウギバンド』(小原宏裕)収載。100円也。
 この号は、金田一愛好家なので『本陣殺人事件』が掲載されているので、とっくの昔に入手していたが、安かったのでもう一冊置いといても良いだろうと購入。
 『本陣殺人事件』と言えば、未映画化の岩井俊二市川崑用に書いたシナリオを是非読んでみたい。バッタバッタと人が死ぬらしいが…。