午前中帰京。
 注文していた輸入DVD『Madame O』[続・悪徳医 女医篇]、『Girl Boss Revenge: Sukeban』[女番長]、『Case Of The Bloody Iris』[美女連続殺人魔]が届いていた。
 『続・悪徳医 女医篇』は、元松竹京都撮影所属の福田晴一による1967年の監督作。おそらく京都撮影所閉鎖に伴いピンクへと転身したのだろうが、こういった忘れ去られた監督の作品がいきなり海外でリリースされるのが凄い。国内でDVD化される可能性は限りなく低い。大体、ネガもプリントも無いのではないか。再生チェックしてみると、リージョンフリーなのは良いとして、日本語音声は入っておらず、英語吹き替えのみなのは残念だった。しかし、画質はかなり良い。観れるだけでも良しとすべきだ。僅かに見ただけでも演出が的確で、ちゃんとカット割って、人物動かして、ちょっと目を見張るようなロングショットもあったりして、改めて60年代のピンク映画が未発掘の鉱脈ではないかという思いに駆られる。若松・足立だけで60年代ピンク映画をわかったような気になってはならない。

[続・悪徳医 女医篇]予告篇