朝、映像作家・野田凪死去という報道に驚く。34歳とは若過ぎる。何だかんだ言われながら、こういう人がメジャーで脚光を浴びながら仕事をしてこそ、それに反発を覚える者が真逆の方法論で作ったりしてバランスが取れるのではないか。自分はこの方のファンではなかったし、どちらかと言えば反発を覚えながら作品を観ていた方に入るのだろうが、死んで良い筈はない。映画でも何でもデカイ規模で撮ってもらってそれを何だかんだ言いながら観たかった。

 新宿紀伊國屋でやっている「〈熱き時代〉の新宿、新宿の〈いま〉」を見る。新宿にまつわる本が並んでいる。とりあえず普段書店では入手できない『田辺茂一と新宿文化の担い手たち』を購入。レジに渡した時、普通の本ではなく、オマエん所の創設者の本を買ってやってんだから、特別の対応、普通よりも嬉しそうにするとか、ちょっと感動したような顔をするとか、色々喜びを表す方法はあるではないか、と期待するも、通常と全く同じ対応にしか見えなかった。