『シネマの記憶喪失』

2)『シネマの記憶喪失』(阿部和重中原昌也) 文藝春秋 ☆☆☆★★★

シネマの記憶喪失
 纏めて読み返すと、『傷だらけの映画史―ウーファからハリウッドまで』(蓮實重彦山田宏一)ではなく、むしろ『シネマの快楽』(蓮實重彦武満徹)に近いかなと。阿部=武満で。
 
 蓮實と言えば、次の『蓮實重彦とことん日本映画を語る Vol.17』のお題は「日本の幽霊」だそうなので、確実に黒沢清にかなり言及する筈なので、黒沢・幽霊方面の方はチェックを。