『悲しくなるほど不実な夜空に』

118)『悲しくなるほど不実な夜空に』(宇治田隆史) 

悲しくなるほど不実な夜空に [DVD]
 近年は熊切和嘉監督作に脚本で参加することが多い宇治田隆史だが、賦与褒貶が激しいとは言え、本人の資質としては自身の大阪芸大卒業制作『浪漫ポルノ』や大学院で製作した『龍子』(劇場公開時に『悲しくなるほど不実な夜空に』と改題)などで観られる通り、ポルノ方面の方が合っているのではないかと思い、ピンク映画などで脚本作を観てみたいと思うこともある。
 大学院の卒業制作展が心斎橋のパラダイスシネマで行われた時、恐らく映像学科への入学志望と思わしき女子高生と母親が来ていて、本作のスカトロ描写を完全に固まって観ていたが、その後、その子が入学したのかどうかは定かではない。
 現在では、向井康介が脚本に参加しているということで観る方面も多いと言う本作だが、『京極真珠』などと共に葉月蛍の関西自主映画出演作として話題にもなった。
 で、もっと安く買えた覚えもあるのだが、AV買うつもりで入ったラムタラで在庫がなかったので何故か1500円で本作を購入。