雑記

 河瀬直美『殯の森』第60回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞

パルムドールに次ぐグランプリを受賞とのこと。 正に10年前の『萌の朱雀』が、より大きな形で再現された感があり、河瀬直美の強運への驚きと、フィルモグラフィーを見れば分かるが、毎年作品を作り続けていることがこういった形に結実していると思う。 受賞…

 うそつきなのよ

一応改めて書いておきますが、市川崑の『犬神家の一族』を76年&06年版mix編集版が公開とか、『本陣殺人事件』製作決定とか、市川崑監修で岩井俊二が監督する『悪魔が来りて笛を吹く』、手塚昌也の『三つ首塔』、行定勲の『天国と地獄』、飯田譲司の『蜘蛛巣…

 角川映画をマタにかける男―森田芳光

既にラインナップ発表段階から話題にしていたが、森田芳光の新作『椿三十郎』と『サウスバウンド』が夫々、角川春樹製作、角川映画なので、両者を行き来する森田の強かさを感じたが、『サウスバウンド』の公開が今年10月と聞いて、正に森田作品が新旧角川映…

 俺は童貞のままでこそ死ににいく

自民党の統一選に向けて作成された新しいポスターは、背景がオレンジなせいで、どうしても『40歳の童貞男』に見えてしまう。自民党としては安倍ちゃんを童貞男呼ばわりされて良いのかどうか。或いは無党派童貞層に向けて、巧妙に作られた印象操作的浸透を目…

 『犬神家の一族』のテーマ曲に強引に歌詞をつけた歌は実在する

知っているヒトには言わずもがなの有名な金子由香利が歌ったものであるが、知らないヒトには、いくら言っても信じてもらえない。CD化もされているので、比較的簡単に聴ける筈なのだが。 どこかにアップされていればリンク貼ってやろうと思っていたが、流石YO…

 日本映画専門チャンネル・特別番組『13の顔を持つ男 −伊丹十三の軌跡−』が凄い!!

伊丹十三の本作者: 「考える人」編集部出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/04/21メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (37件) を見る 本日初放映となった日本映画専門チャンネルの特別番組『13の顔を持つ男 −伊丹十三の軌跡−』は…

 第七藝術劇場で足立正生を援護射撃する

http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD10050/26.asx:movie=wmp 4月21日より大阪・十三の第七藝術劇場で足立正生の『幽閉者 テロリスト』が上映されるが、それに合わせて「足立正生の原点」と題した初期作の上映が行われる。大阪で足立の初期作が上…

 BGVにロマンポルノと淀川・おすぎのラブシーンを観る

仕事中に横で映像を流しっぱなしにすることがある。 今日は、『(秘)色情めす市場』と、『淀川長治・おすぎの気まぐれシネマトーク』を。 後者は、東通製作で、1991年だかに関西ローカルで朝日放送の深夜枠で放送されたもの。 12、13歳の頃に観たが、その後…

 幻の中島貞夫監督作品『家畜人ヤプー』

id:eichi44さんとこで『家畜人ヤプー』映画化のハナシを知る。 http://www.yapoo.skr.jp/index.shtml 康芳夫製作総指揮で、メインキャストも監督も公募という胡散臭さ満載なのは良いとして、監督に最も相応しいのは中島貞夫に決まっている。 と言うのも、嘗…

 (秘)悶絶!強制飲酒の恥じらい

毎日家でも飲むものの、外で朝まで飲むのは2週間に一度程度で、飲酒量はソコソコ行っても饒舌になって乳触るぐらいが良いとこで、記憶を飛ばしたのは数える程しかない。ノーシン混ぜられてエライことになったことはあったが。 平日のど真ん中に翌日朝の9時…

 北野武新作『監督・ばんざい!』6月公開

http://www.nikkansports.com/entertainment/cinema/p-et-tp1-20070207-152871.html 噂通り、自身が監督役を演じて、様々なジャンルの作品を撮るという形態の作品の模様で、相当好きと前々から公言している『8 1/2』をかなり意識しているのではないかと思え…

 映画館の扉は目の前で閉まった

先月劇場で観たのは、文京シビックセンターで観た中編の教育映画も含めれば15本しか観ておらず、しかも全て日本映画で新作はその内10本しか観ていないという惨状で、昨年なら1月は、「ガンダーラ映画祭」や「neoneo坐 研究上映会 TV-WORKS テレビドキュメン…

 一週間映画を観ずに過ごせるか?

仕事と、お金にならないけど上手くやれば金になるかもという系が平行してやって来たので、映画もDVDも観れない日々をたった数日送っただけで、映画館へ行きたくてたまらなくなって体調がおかしくなったりするのは、将来を考えると大丈夫かと心配になる。319…

 ダグラス・サークは近くて遠かった

年末に少し整理したら、不要な本やビデオが出てきたので、部屋が狭いのだからと売り払うべく袋に詰めて両手で抱えて持って行く。真剣に売り払えばもっと減らすことができるのだが、とりあえず単行本で購入したものの、後に文庫で買い直したやつとか、ビデオ…

 三択はできない

本日は以前も記した通り、早稲田大学で「失われた映画を求めて-アーカイヴ構築プロジェクト・コレクション公開」、新宿ガーデンシネマで「岩井俊二×市川崑トークショー」、青山ブックセンターで「『吉田喜重 変貌の倫理』『表象の奈落』(青土社)刊行記念 …

 『「黒沢清の映画術」(新潮社)発刊記念 KIYOSHI KUROSAWA EARLY DAYS』

2006年08月05日にアテネ・フランセで行われ、床が抜けるとまで言われた大盛況ぶりだった黒沢清初期8mm上映会『「黒沢清の映画術」(新潮社)発刊記念 KIYOSHI KUROSAWA EARLY DAYS』での、蓮實重彦×青山真治×黒沢清の鼎談が↓で見れるらしい。うまくクイック…

 年始(1/1〜1/5の出来事)

正月の挨拶をするブログなんかになってたまるか!と意味不明な怪気炎をとりあえず上げて、今年は寺脇研的生き方を考えたい。或いは西森マリー的な生き方を。 それから、流石に映画方面のブログを始めて4年目なのだから、多少は人目に触れることを目指すよう…